医療機関で行う頻尿治療とは

電磁気による治療

頻尿や切迫性失禁の中には排尿をコントロールする神経のトラブルが原因となっている場合があります。そこで膀胱や尿道の神経に電機や磁気により刺激を与えて活性化させて神経の働きを高めようとするのがこの治療です。切迫性尿失禁で、薬での治療では十分な効果が得られていない場合に症状の改善を期待して行われることが多いようです。電気刺激装置は体内に埋め込んだり持ち運びができるものが開発されています。式刺激装置は大型であるため、通院する必要があります。但し、ペースメーカーを入れている人は治療できません。電機刺激を行うと、治療当日から数日間にかけて神経が活性化するため、尿失禁等の症状が改善されますが、完全に治る率はそれほど高くはないのです。そして、日本で正式に医療行為として許可されているものはありませんので施術ができる医療機関も限られています。

 

手術療法

最近は手術の技術が進歩しており、患者の身体への負担が少ない手術が普及しています。排尿のトラブルを改善したいと積極的に考える患者さんも多くなっています。

 

肥大した前立腺を削る手術

男性の頻尿の原因である大きくなった前立腺肥大症は薬では根本的な解決にならないため前立腺を削り取る手術を行います。手術は尿道から内視鏡をいれて前立腺を削る経尿道的前立腺切除術(TURIP)が主流です。これはちょうどミカンの中身だけをけずりとるように前立腺の中心部だけを中から削り出します。削る作業は1時間くらいかかります。なお、前立腺を削り過ぎると尿漏れが起こることがあります。内視鏡手術の影響で炎症を起こして尿道が狭くなることもあります。そして、手術後は精液が尿道からでなくなりますので性生活のある方はこれを十分に把握してください。手術はこうした合併症もありますが、ほとんどの場合問題なく終わり、上手く行った手術の後は排尿の常がいた見間違えるほどよくなるのでもっと早くやっておけばよかったという方が多いです。

 

膀胱を広げる膀胱拡大術

膀胱の容量が極端に小さいために頻尿や尿失禁になる場合があります。その時は回腸や小腸を使って膀胱そのものを大きくつくりなおします。非常に大がかりな手術になるので、事故で脊髄を損傷した患者さんや先天的な病気の二分脊椎症に悩んでいる方で、薬や電気刺激両方でどうしても治療できない方の時に使います。

 

手術以外にもノコギリヤシのサプリメントで症状を緩和する方法もあります。